ESXi管理コマンドの復習(esxtop, esxcfg-route)
今年初めからインフラ業務に携わり、学んだことが多くあったので今月はその復習をしていきたいと思う。
今回はESXiのコマンド2つについてまとめた。
esxtopコマンド
ESXiのパフォーマンスを測定するコマンド。topコマンドと似た様なもの。
オプション
- -v:バージョンを表示する
- -b:バッチモードを有効する
- -l:esxtopオブジェクトをロックする
- -s:セキュアモードを有効にする
- -a:全統計を表示する
- -c:esxtop設定ファイルを指定する
- -R:リプレイモードを有効にする
- -d:取得間隔を指定する
- -n:取得回数を指定する
キー
esxtopコマンド実行後に押下する
- c:CPU情報を表示する
- m:メモリ情報を表示する
- d:アダプタ単位のストレージ詳細を表示する
- u:デバイス単位のストレージ詳細を表示する
- v:VM単位のストレージ詳細を表示する
- n:NW情報を表示する
- i:割込み頻度を表示させる
- p:CPU消費電力等を表示させる
使用用途
esxtopコマンドはESXi構築後の単体試験のために、esxtop→nを押下しNW情報を見ながら使っている。
データ用vSwitchの冗長性が保たれているか確認するために、2つあるvmnicのうち使用しているvmnicをUnusedにして片側のvmnicに切り替わるかどうか試験している。
esxcfg-routeコマンド
VMkernelポートの固定ルートを構成するために用いる。
オプション
- -a:VMkernelにルートを追加する
- -d:VMkernelからルートを削除する
- -l:VMkernelに設定されたルートを表示させる
- -f:アドレスファミリを指定する
- -r:ルート設定を元の値にリストアする
- -n:ネットスタックインスタンス ※esxcfg-route -f V4 -nでIPv4の近隣キャッシュを見ることができる
使用用途
ESXiにスタティックルートを追加するときに使用している。
私はesxcfg-route -lコマンドで現在のルートを確認し、esxcliコマンドでルートを追加している。
ESXi5.5以降はesxcliコマンドでルート追加することを推奨されているらしい?
esxcli network ip route ipv4/v6 add --gateway x.x.x.x --network x.x.x.x/x
ルートを追加したら再度esxcfg-route -lコマンドで追加ルートが表示されるか確認し、pingで宛先アドレスに疎通が取れたらおっけー。
参考文献
https://kb.vmware.com/s/article/2092740