「AWS IAMのマニアックな話」を読んでIAMについて勉強した
最近、IAMをどのように管理するのがベストなのか悩んでいたので「AWS IAMのマニアックな話」を読みました。全部で126ページの薄い本ではありますが、内容はIAMについて分かりやすく丁寧に書かれているし、チュートリアルもあるので手を動かしながら理解を深められる良本だと思いました。
IAMについての説明は公式ドキュメントだったりクラスメソッドさんの記事にもまとまっていますが、どのようにIAMポリシーをデザインして運用していくのかについての知見は中々得られないので勉強になりました。
booth.pm
全部読んでみて
この本を通して筆者が言いたいのは、「IAMベストプラクティスをよく読んで理解し、実践すること」だと感じました。そのために、IAMのベストプラクティスについて分かりやすく解説されているのがこの本なのかなと思います。
IAMベストプラクティス
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/IAM/latest/UserGuide/best-practices.htmldocs.aws.amazon.com
AWSのセキュリティインシデントの大半は、アクセスキーやシークレットアクセスキーの漏洩などのIAM関連だそうです。この本では、Capital Oneの不正アクセスによる情報流出の事件を例にとって、どのようにIAMポリシーを設定すればよかったのかを説明されています。セキュリティ関連のインシデントは心臓に悪いのでできるだけ遭遇したくないですね。
筆者はインシデントを回避するためにもできるだけアクセスキーを発行しないで済む運用を推奨しています。今ではほとんどのケースでアクセスキー発行しなくても代替できるようになっているようなので、アクセスキーを使っているものは再度見直しして最小限したいと思いました。
勉強になったところ
めも
勉強のためにIAM周りのめもをしました