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LPICとLinuC何が違うのか? LinuCについて調べてみた

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はじめに

最近、LPIジャパンがLPICの取り扱いを停止することを公式発表しましたね。これからLPICを受験しようとしていた方、LPICを既に持っている方には、驚きのニュースだったのではないでしょうか。

詳細はこちらから↓

lpicj.org

「LPIジャパンがLPICサポートしなくなったら、今まで取得したLPICの資格はどうなるのか?」、「LinuCって本当にLPICと同等の資格証明になるのか?」と懸念している方もいるかと思います。

そこで、今回はもう既に取得したLPICはどうすればいいのか?、LinuCを受験するメリットはあるのか?について解説していきます。また、実際にLPICとLinuCを受験した知り合いの方にもお話を伺うことができたので、2つの資格の試験の違いについてもまとめたいと思います。

 

LinuCとは

LinuCは、簡潔に言うとLPICより日本市場にマッチしたLinux技術試験」です。今まではLinuxの資格試験と言えば「LPIC」一択でした。しかしその一方で、LPICは世界的な資格試験であるが故に、各国のニーズの違いに対応することが中々難しいというのが長年の課題でした。加えて、インターネットで第三者の手から試験問題を購入できる状況に陥ってしまっており、LPIジャパンはLPIの本部に対策を検討するように伝えていました。しかし、中々問題流出の対策は打ち出されず、資格試験の価値が下がってしまいかねない状態でした。

そこで、LPIジャパンは日本のニーズをいち早くくみ取り、公正で中立な試験を提供しようとして今回リリースされたのが「LinuC」です。現在は日本国内のみ展開されていますが、今後海外の技術認定も視野に入れているとのことなので、各国のニーズに合わせた資格試験として広まっていくだろうと推測されます。

 

2018/8/31時点のLPIC認定と受験履歴を無料でLinuC優待認定できる?

今回の発表にてLPIC取得者には混乱を招いてしまったとのことで、LPIジャパンでは2018年8月31日迄に取得したLPIC認定とその受験履歴をLPICと同一のレベルのLinuCとして無料で認定取得できるプログラムの提供を開始しました。

linuc.org

手続き期間は2019年3月31日迄との期間限定ですが、受験履歴を参照するなど今後LPIからのサポートを受けるためにはLinuCに取得認定したほうが良さそうです。このプログラムにてLinuC取得認定してもLPICの認定が消えるわけではないので、今後もLinuxの試験を受ける予定の方は受験結果を引き継いでおくことを推奨します。

ちなみにLinuCに取得認定すると以下のように取得した資格を閲覧できます。マイページがシンプルで見やすいと個人的に思いました。

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LPICとLinuCの違い

LPICからLinuCに認定取得するとLPIジャパンからのサポートが受けれるし、試験結果の管理が一括でできるから便利そうなのは分かったけど、実際のLinuCの試験ってどうなの?と思いますよね。

せっかく今までLPICの勉強をしてきたのに、その努力が無駄になってしまわないかと不安に感じる方もいるかと思いますので、実際にLPICとLinuCのどちらも受験している方に詳しくそこらへんどうだったのかお話を聞いてみました。

 

難易度に違いはある?

まず気になるのは、難易度ですよね。結論から言うとLPICとレベルは変わらないし、同等の難易度」とのことでした。試験内容も現状では従来と暫く同じ範囲ですし、試験形式も4択問題と記述問題でLPICと同じ要領で大丈夫だそうです。

違いを挙げるとするなら、日本語の精度はLinuCの方が高く問題文が理解しやすいというメリットがあると言っていました。しかし、日本語の精度が高い分、日本語の問題すなわちひっかけ問題が出題されるのでしっかり問題文や選択肢を理解してから回答する必要があるとのことでした。

 

勉強法は今まで通りで大丈夫?

現状は今まで通りで大丈夫です。今後LinuCの試験範囲が日本のニーズに合わせて変化していく予定なので、現在のバージョンの参考書を持っている方ははやめに受験することをおすすめします。受験した人曰く、「Ping-tとスピードマスターから類似問題がでた!」とのことなので、私の過去記事で書いた通り、「あずき本・Ping-t・スピードマスター」でしっかり対策しておけば問題ないと思います。

akng-engineer.hatenablog.com

 
気を付けたい点

難易度や勉強法については、現状さほど両者に違いがないため受験する際の問題はないかと思います。しかし、従来の異なる点が2つあるのでお知らせしますね。

 

①顔つき本人確認書類は1枚で良い

これは、ありがたいですよね。LPICだと本人確認するための書類が2枚必要でした。1枚でいいのであれば財布に運転免許証やマイナンバーカードを常に入っている方がほとんどなので受験するたびにわざわざ用意する必要がなく楽ですよね。

詳細はこちら↓

http://www.pearsonvue.co.jp/test-taker/Tutorial/Identification-1.aspx

 

②合格点は500点ではなく520点

 今までのLPICでは合格のボーダーラインが500点でした。しかし、LinuCでは520点に引き上げられているので注意が必要です。500点取得しているのに落ちた!とならないように受験時は良く見直しましょう。

受験結果を送ってもらいましたが、以下のように520点がボーダーラインになっていますね。

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まとめ

ここまでLPICとLinuCの違いについて解説しましたが、現状は大きな差異はなさそうです。これからはどうなっていくかは分かりませんが、個人的にはLPICを経験している方ならそこまでLPICとLinuCの差がないうちに受験することをおすすめします。

LinuCしかサポートしないなら受ける必要がない、意味がないと思っている方にも少しLinuCを知るきっかけになればと思いこの記事を書きました。少しでも参考になれば幸いです!

 以上です。