あきろぐ

いろいろめもするよ🐈🐈🐈

全人類がわかる統計学の「Python入門」に行ってきた

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Python入門に行ってきたよ

9月16日に「全人類がわかる統計学」主催のPython入門」に初参加してきました。この勉強会、TECHPLAYの中でも人気な勉強会で中々参加枠が取れなかったのですが、今回は滑り込むことができてよかった~!

techplay.jp

PythonはProgateやドットインストール、書籍を使って独学で勉強をしていました。しかし、一人では中々頑張れず勉強の進捗はぼちぼち・・・。

「このままじゃだめだ!!!」と奮起し、自分の理解度を深めるためにも勉強会へ向かいました。

今回の勉強会は、有料(Paypal前払い:2500円、当日支払い:3000円)であったのもありますが、個人的に分かりやすく有意義な時間だったでレポートしたいと思います。

1回の勉強会の募集人数は、14人程度と比較的少なめで、講師の方は3~4人ほどいたので気軽に質問しやすい雰囲気がよかったです。

「分からない部分をすぐ聞きたい!」、「参加人数が多いと聞きずらい・・・」と感じる方にはお勧めの勉強会だと思います!

 

どんなことをやったのか

今回はPython入門編ということで、

「Pyhton3の基本的な文法を一通り理解する」

ことを目標として講義&演習が行なわれました。

アジェンダは下記の通り。

  • 変数
  • リスト型、辞書型
  • for文、if文
  • 内包表現
  • 関数 etc..

 

これらの文法の説明の合間合間には10-15分程度の演習時間が設けられており、計3回自分で問題を解く時間がありました。2時間の中に45分程度自分の頭で考えて問題にチャレンジするので、「講義を聞くより手を動かすことを重視したい!」人にはおすすめです!

初学者からみると簡単すぎず少し頭を使うレベルなので、私のようにProgateやドットインストール等でさらっと文法やったけど完全には理解できてないな~と思う人にはちょうど良い難易度かなと。

変数やfor文、if文、関数などは自学でやっていたのですんなりと理解できました。変数のint型やstr型、float型はProgate等で勉強していたので知っていましたが、リスト型や辞書型は初めて使い方を学びました。複数の要素を格納できたり、1組の値(KeyとValue)を複数格納できるので便利だなと感じました。内包表現も初めて学びましたが、使いこなせるようになると簡潔なコードを書けるので頑張ってマスターしたいと思います。

 

まとめ

今回参加した勉強会は2時間という短い時間ではありましたが、内容盛りだくさんだったので進むスピードは若干早かったかなという印象でした。

少し自分でPython勉強している、簡単なPythonのコードなら自分で書ける程度の方には理解度を深めるためにも丁度よいレベルです。

ただ、ほとんどPythonやったことない・プログラミング未経験という方には難易度が少し高いかなと思うので、以下のイベントの方がおすすめなのでリンク先を見てみてください〜!

techplay.jp

Python系の勉強会は「全人類がわかる統計学」主催のものが多いので是非一度参加してみてはどうでしょうか?

無料のもの・有料のものと様々なイベントありますが、無料のものは実際に学ぶ内容が少ないので、密度高めで学ぼうとするならば有料のものを選択する方が有意義な時間になると私は思います。

また行ってみよ。

以上です。

私のLPIC・LinuC勉強法について

はじめに

今回は、LPIC・LinuCの勉強方法についてです。私がLPICレベル2まで一発合格するためにどんな勉強をしてきたのかについてまとめたいと思います。

LPICに合格するための勉強方法はググるとたくさんでてきますよね。「2週間で合格する!」、「こういう部分が聞かれる!」、「暗記するだけではだめ!」などサイトによって様々です。ここでは、LPIC・LinuCを合格するためだけに焦点を当てた勉強方法について解説します。

Linuxの理解を1つ1つ深めながら学習したいと考えている方には向かない勉強方法なので、「とにかく今は合格することが最優先事項!」、「理解は後から深めていくタイプ!」と思っている方々を対象にしています。

(※合格を最優先すると言っても、後々の理解を深める勉強は必要ですので合格したら終わり!とならないようにしましょう。)

 

使用した書籍・サイト

まずは、私が使用した書籍とサイトについてです。私が主に使用していたのは「あずき本とPing-t」です。LPIC202のみはプラスαとして「スピードマスター」を使いました。

 

詳しくは下記の記事に書いています。↓

akng-engineer.hatenablog.com

 

Linux難しい!って方は下記の書籍を読むと理解が深まりやすいです。↓

akng-engineer.hatenablog.com

私が資格試験などの勉強するとき、1番気を付けていることは、「使う参考書は絞る!」、「多くに手を出さない!」ことですね。LPIC・LinuCは受験料も高く、なるだけリスクを下げたいと不安に思う気持ちは分かりますが、幅広い問題をまんべんなく触れることよりも1つ1つの問題を完璧にした方が合格率は高まると思ってます。

何故なら、1つ1つの問題を完璧にしていると応用問題が出題されたとしても、「この問題は完璧にした問題を組み合わせた問題だ・・・!」と気づくことができるからです。応用問題も基本問題の組み合わせですし、完璧にした問題が多い方が組み合わせのパターンを増やすことができるのでおすすめです。

学生時代の定期試験~現在まで試験範囲が限定的な場合はいつもこの方法を使って勉強しており、基本的に8割程度は安定して点を取れていたので、「いつも多くの問題集や参考書を使ってしまって、点数が安定しない・・・」と感じている方は参考書を厳選してみてはいかがでしょうか。

 

私の勉強方法

続いて、私がいつも行っている勉強方法の流れについて解説していきます。

私の勉強法は王道の勉強方法ではなく多少癖があるかと思うので、やりにくい!と感じる方は部分的に真似するだけでも構いません。「こういうやり方もあるんだな~」程度で頭の片隅に置いておいてくれると嬉しいです。

 

①あずき本を3回程度読み通す

私がまず最初にやることは「あずき本を読む」ことです。読むだけなの?と思われる方もいるかと思いますが、勉強を始めるときは何も知識がない状態から始めるので、まずは読書感覚であずき本をパラパラ~と割と1周軽く読んでいきます。読んでいるときは「ふーん。こういう仕組みなんだな~」程度の理解で構いません。ここでは、最初からすべて理解できるとは思わないことがとても重要です。良く分からない部分が出てきても、こういうものか程度に留めておきましょう。

「あまりにも分からなすぎるし、頭の中がごちゃごちゃする・・・」と感じる方はノートに軽くまとめてみるのもありです。この時がっつりまとめようとすると時間かかりますし、やる気も下がってしまうので、図示したり簡潔な文章で書き留めたりするのがおすすめです。

私はこんな感じでラフにまとめていました↓

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1周目のペースは大体1日に1章くらいのスピードで読めると良いです。間隔を空けすぎるとすっかり忘れてしまうので、1週間で1周できるくらいのスピードが丁度よいと思います。

2周目は、1周目より理解を深めていくことがポイントになります。1周目はパラパラと読んでLPICを勉強する取っ掛かりを外すこと・ハードルを下げることを目的としていたのですが、2周目は1周目の時によくわからなかった部分を減らしていくことに注力していきます。そのため、中々イメージがつかない部分は何度か読み直したり、ネットで調べたりして1周目よりも理解を深めていきます。

この段階で個人的におすすめしたいのは、「分からない概念・仕組みは画像検索で調べる」ことです。

例えばLDAPについて画像検索かけるとこんな感じです。↓

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知らないことを学ぼうとするとき、長々と淡々とした説明文読むのはきついし、文章だけではすんなり理解できないことが多いと思います。

特に初学のときは概念や仕組みを堅苦しい言葉で説明できるようになるより、上手く説明できないけど「こんな感じのもの!」と自分の頭の中でイメージできるほうが学習効率があがるので画像検索を使って調べることを推奨しています。

 

Ping-tで問題演習をする

あずき本を2~3回程度読み込むと、確実ではないけどこんな感じのことをやっているんだなくらいの理解になっていると思います。(2回読んでもよく分からない!って方はあずき本ではなく、1週間でLPICの基礎が学べる本から始めることをおすすめします。)

ここから、Ping-tで最強Web問題集を解いていきます。と言っても最初から何も見ない状態でPing-tで問題を解く訳ではありません。最初の1回目は、分からないければあずき本で調べながら問題を解いても構わないですよ!ここで大事なことは、問題の形式や傾向に慣れることですので多く正解することや早く解くこと等は全く気にしなくてOKです。

私はランダムに全チャプターの問題を解いていくのではなく、1章のパートごとに進めていきます。

(以下イメージ)

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あずき本で調べながらだと、範囲を限定して問題演習しないととてつもなく時間がかかるのでランダム形式はおすすめしません。まずは、あずき本を見ながらでも問題を銀~金にしていくことが大事なポイントです。このような演習を全チャプターでやっていき、銅の問題をほぼ0状態に持っていきます。

※問題演習しているときは、間違えた問題の解説には必ず目を通すようにしましょう。

 

③あずき本⇔Ping-tで知識を頭に叩き込む

Ping-tの最強Web問題集でLPIC/LinuCの問題をあずき本見ながらでも一通り解くと、ある程度知識が頭の中に入ってきている状態になってくるかと思います。

ここまできたら、あずき本は見ないで問題演習していきましょう。

ここで大事なポイントは1つ1つの問題に時間をかけないことです。何故かというと、問題で答えを選ぶのに時間をかけるより、答え合わせするときの解説を読み込み理解することに時間を費やした方が効率的だからです。Ping-tの解説はとても詳しく書かれているので、自分が選んだ選択肢が何故違うのか理解するのに最適だと思いますね。

さらに、Ping-tの解説は分かりやすいようにコマンドやオプション、設定ファイル名などを表一覧にして解説に載せているので、その表を保存して空き時間にスマホで見返したり、暗記に使ったりできますよ!

よく間違える問題はまだ自分の知識にできていない証拠なので、該当箇所をもう一度あずき本を読み込んだり自分のノートに間違いやすい問題をまとめたりして、「この問題はこういう理由からこの選択肢を選ぶんだ!」という風に理解を深めていきましょう。

最強Web問題集の問題を9.5割程度金にできるようになったら、最後の仕上げに入ります。

④模擬試験にチャレンジ

ここでやっと模擬試験をやっていきます。Ping-tの最強Web問題集の画面右上に模擬試験モードを選択できるようになっているので、クリックして挑戦してみましょう。

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ここでも問題解答の時間はあまりかけずにサクサク解いていくことがポイントです。全て選択問題なので30分あれば解き終わると思います。模擬試験を終えたら間違えた問題にしっかり目を通していきます。目に通すだけでは頭に入らない方は、ノートに間違えた部分を簡潔でいいので書き留めると良いと思います。

模擬試験は3回連続で9割以上正答できるようになるまでやりこみましょう。

 

⑤ちょっとした補足

最後に私がLPIC/LinuCを勉強するときにやっていたちょっとしたコツについてまとめます。

  • コマンドや設定ファイルパスは表一覧を作成して赤シートで暗記する
  • 通勤時間などを使ってタイムアタック(20問をこの駅に着くまで解き終わる等)
  • 問題演習はiPadがとても便利(スマホの画面は小さすぎる)
  • ノートに書きおろすときは雑にざざっと
  • どうしても覚えられないことは唱えたり空に書いたりする
  • 完全に理解しようとせず7割程度の理解度で進める

 特にコマンドや設定ファイルのパスを暗記するのは記述問題の対策になるのでおすすめですよ!

LPIC202の設定ファイルパスは下記にまとめているので、よかったら使ってください。

akng-engineer.hatenablog.com

まとめ

ここまで私がやってきた勉強方法について説明しました。他のサイトに載っている勉強法とはまた異なった方法だったかと思います。

むしろ泥臭くてめんどくさいと感じたかもしれませんが、Ping-tとあずき本しか基本使わないので意外とシンプルな方法ではないでしょうか。

私が最後に伝えたいのは、Ping-tの問題文を読んだだけで解答とその解答を選ぶ理由が浮かぶレベルまでやりとむべし!」ということです。

Ping-tを9割以上金にした状態で試験受けたのに落ちた・・・」という声を時々聞きますが、それは同じ問題・同じ順番の選択肢であれば9割解けるということであって、少しひねった問題が出てきたら解けなくなる状態と一緒です。ですので、9割以上できるようになったからといって高をくくらないようにしましょう。

私自身も問題にもよりますが、ping-tの問題は大体5-10回は解き直しています。それくらいやり込んで「確実に受かる」との確信をもって試験に臨みました。

試験当日は、2,3回見直しをして勘違いがないことをよく確認してから提出してくださいね。

皆さんの健闘を祈っています!!

おまけ

私とちょっと似たような勉強法やっている方いたので、基本情報受ける人は下記のブログおすすめ。

www.mafuyu7se.com

 

LPICとLinuC何が違うのか? LinuCについて調べてみた

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はじめに

最近、LPIジャパンがLPICの取り扱いを停止することを公式発表しましたね。これからLPICを受験しようとしていた方、LPICを既に持っている方には、驚きのニュースだったのではないでしょうか。

詳細はこちらから↓

lpicj.org

「LPIジャパンがLPICサポートしなくなったら、今まで取得したLPICの資格はどうなるのか?」、「LinuCって本当にLPICと同等の資格証明になるのか?」と懸念している方もいるかと思います。

そこで、今回はもう既に取得したLPICはどうすればいいのか?、LinuCを受験するメリットはあるのか?について解説していきます。また、実際にLPICとLinuCを受験した知り合いの方にもお話を伺うことができたので、2つの資格の試験の違いについてもまとめたいと思います。

 

LinuCとは

LinuCは、簡潔に言うとLPICより日本市場にマッチしたLinux技術試験」です。今まではLinuxの資格試験と言えば「LPIC」一択でした。しかしその一方で、LPICは世界的な資格試験であるが故に、各国のニーズの違いに対応することが中々難しいというのが長年の課題でした。加えて、インターネットで第三者の手から試験問題を購入できる状況に陥ってしまっており、LPIジャパンはLPIの本部に対策を検討するように伝えていました。しかし、中々問題流出の対策は打ち出されず、資格試験の価値が下がってしまいかねない状態でした。

そこで、LPIジャパンは日本のニーズをいち早くくみ取り、公正で中立な試験を提供しようとして今回リリースされたのが「LinuC」です。現在は日本国内のみ展開されていますが、今後海外の技術認定も視野に入れているとのことなので、各国のニーズに合わせた資格試験として広まっていくだろうと推測されます。

 

2018/8/31時点のLPIC認定と受験履歴を無料でLinuC優待認定できる?

今回の発表にてLPIC取得者には混乱を招いてしまったとのことで、LPIジャパンでは2018年8月31日迄に取得したLPIC認定とその受験履歴をLPICと同一のレベルのLinuCとして無料で認定取得できるプログラムの提供を開始しました。

linuc.org

手続き期間は2019年3月31日迄との期間限定ですが、受験履歴を参照するなど今後LPIからのサポートを受けるためにはLinuCに取得認定したほうが良さそうです。このプログラムにてLinuC取得認定してもLPICの認定が消えるわけではないので、今後もLinuxの試験を受ける予定の方は受験結果を引き継いでおくことを推奨します。

ちなみにLinuCに取得認定すると以下のように取得した資格を閲覧できます。マイページがシンプルで見やすいと個人的に思いました。

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LPICとLinuCの違い

LPICからLinuCに認定取得するとLPIジャパンからのサポートが受けれるし、試験結果の管理が一括でできるから便利そうなのは分かったけど、実際のLinuCの試験ってどうなの?と思いますよね。

せっかく今までLPICの勉強をしてきたのに、その努力が無駄になってしまわないかと不安に感じる方もいるかと思いますので、実際にLPICとLinuCのどちらも受験している方に詳しくそこらへんどうだったのかお話を聞いてみました。

 

難易度に違いはある?

まず気になるのは、難易度ですよね。結論から言うとLPICとレベルは変わらないし、同等の難易度」とのことでした。試験内容も現状では従来と暫く同じ範囲ですし、試験形式も4択問題と記述問題でLPICと同じ要領で大丈夫だそうです。

違いを挙げるとするなら、日本語の精度はLinuCの方が高く問題文が理解しやすいというメリットがあると言っていました。しかし、日本語の精度が高い分、日本語の問題すなわちひっかけ問題が出題されるのでしっかり問題文や選択肢を理解してから回答する必要があるとのことでした。

 

勉強法は今まで通りで大丈夫?

現状は今まで通りで大丈夫です。今後LinuCの試験範囲が日本のニーズに合わせて変化していく予定なので、現在のバージョンの参考書を持っている方ははやめに受験することをおすすめします。受験した人曰く、「Ping-tとスピードマスターから類似問題がでた!」とのことなので、私の過去記事で書いた通り、「あずき本・Ping-t・スピードマスター」でしっかり対策しておけば問題ないと思います。

akng-engineer.hatenablog.com

 
気を付けたい点

難易度や勉強法については、現状さほど両者に違いがないため受験する際の問題はないかと思います。しかし、従来の異なる点が2つあるのでお知らせしますね。

 

①顔つき本人確認書類は1枚で良い

これは、ありがたいですよね。LPICだと本人確認するための書類が2枚必要でした。1枚でいいのであれば財布に運転免許証やマイナンバーカードを常に入っている方がほとんどなので受験するたびにわざわざ用意する必要がなく楽ですよね。

詳細はこちら↓

http://www.pearsonvue.co.jp/test-taker/Tutorial/Identification-1.aspx

 

②合格点は500点ではなく520点

 今までのLPICでは合格のボーダーラインが500点でした。しかし、LinuCでは520点に引き上げられているので注意が必要です。500点取得しているのに落ちた!とならないように受験時は良く見直しましょう。

受験結果を送ってもらいましたが、以下のように520点がボーダーラインになっていますね。

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まとめ

ここまでLPICとLinuCの違いについて解説しましたが、現状は大きな差異はなさそうです。これからはどうなっていくかは分かりませんが、個人的にはLPICを経験している方ならそこまでLPICとLinuCの差がないうちに受験することをおすすめします。

LinuCしかサポートしないなら受ける必要がない、意味がないと思っている方にも少しLinuCを知るきっかけになればと思いこの記事を書きました。少しでも参考になれば幸いです!

 以上です。

Linux超初心者におすすめしたい書籍3冊

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はじめに

前回の記事では私がLPIC合格するために実際に使用した書籍やサイトについて紹介しました。

akng-engineer.hatenablog.com

しかし、Linux触ったことも聞いたこともないくらいの初心者である場合、「あずき本を読んでもいまいちよく分からないし1章からもう既に心折れそう・・・(泣)」のような状態になっている方もいるのではないかと思います。そこで、私が全くのLinux初心者のとき「なるほど!分かりやすい!」と感じた本を3冊ピックアップして紹介していきます。

私自身も「Linuxって何?」状態から始まったので、LinuxLPICの学習している方々に少しでも役に立てれば嬉しいです!

①1週間でLPICの基礎が学べる本

まず1冊目は、中島能和さんが著者の「1週間でLPICの基礎が学べる本 第2版 徹底攻略シリーズ」です。

こちらの書籍は聞いたことがあるかもしれませんが、LPICレベル1を取る必要があるけど、あずき本が難しくて勉強が全然進まない方にお勧めします。これはLPICレベル1で必要な基礎が1週間で理解できるように分かりやすく構成されている本だと思います。レベル1の中でも重要度が高い部分をピックアップして解説している良書なので、あずき本に抵抗がある方は是非手に取ってみてください。

しかし、この本だけを使って勉強したからと言ってLPICレベル1の対策になるかと言えば不十分ですが、LPICの勉強の前準備になりその後の学習をよりスムーズにしてくれるのでおすすめしています。

②入門者のLinux

次にお勧めしたいのが奈佐原顕郎さんが著者の「入門者のLinux~素朴な疑問を解消しながら学ぶ~」です。

 こちらの書籍はあまり耳にしたことがないかと思いますが、個人的に一押ししています。この著者は、Linuxで気象学の研究をされている方で、私が大学院に在籍していた時に知り合いの研究者から教えてもらった一冊です。小さくて比較的薄い本なので、持ち歩いて通勤時に読むのにも丁度良いですし、初心者が疑問に持ちやすい疑問点に答えていく形式で進んでいくので読みやすいと思います。

この本の良いところは、Linuxって何?」という基本的な部分から応用として気象衛星ひまわりの画像からアニメーションを作ってみるところまでチャレンジできるように構成されているので、Linuxが実際どのような場面で活用されているのか体験できるところです。

Linuxが実用されているのを体感できると、単調な勉強が少し楽しくなるのではないでしょうか。普段見慣れない文字列を眺めていると眠くなったり飽きてしまったりしますからね。そこまで難しい操作を覚えなくてもこういう事ができるんだとイメージができるので学習効率も上がりやすいと思います。

③まんがでわかるLinux シス管系女子

これは知る人ぞ知るPiroさんが著者の「まんがでわかるLinuxシス管系女子」です。

      

こちらはシリーズもので現在1巻から3巻、特別版の4冊が販売されています。なんと言ってもまんがなので読みやすさは断トツです!!技術書って堅苦しくて難しいイメージがありますが、この本はそのような取っ掛かりを外してくれる良本です。

IT企業に入社した未経験の主人公みんとちゃんが配属の手違いでシステム部に配属されてしまい、苦労しながらもシステム部で奮闘するストーリーなので、未経験の視点からLinuxの事を分かりやすく解説しています。ただ、Linuxのことをつらつらと書いているのではなく、実用的な知識と効率的に作業するための方法も教えてくれているので、初心者でなくてもこういう便利な方法もあったのか!と発見がありますね。

みんとちゃんと一緒にハンズオン形式でやるのもよし、持ち歩いて通勤時間などすきま時間に読むのにも丁度良いです!みんとちゃんがところどころボケているのも愛嬌があってかわいいですし、1つ1つの話が短いので飽きずに読み進めることができると思います。

まとめ

今回は3つLinux超初心者に向けた書籍を紹介しました。未経験からLinuxを学習するのは中々イメージがつきづらく理解しにくい分野かと思いますし、私自身もLinuxを理解するのにかなり苦労しました。今でもまだ理解が深まっていない部分もあるくらいです。

最近、プログラミング言語は入門者にも分かりやすいサイトやアプリなどが増えてきていますが、Linuxは少し目立たない部分もあってかまだまだ初心者にはハードルが高く、初心者にも分かりやすい書籍やサイトなど広まっていないと感じます。

その中でも上記で紹介した3冊は初心者にも寄り添ってくれる良本だと個人的に思うので、気になる本があったら是非手に取ってみてくださいね。

以上です。