LPIC202合格しました!
3月頭にLPIC202を受験し、無事一発で合格できてほっとしてます。。暫く試験勉強から解放されるのでとても嬉しい! レベル3は、今年中に取れたらいいかなと思っています。(多分) そこで、折角受かったのだから、「どういうところを重点的に押さえればいいのか?」についてチャプターごとにまとめていきたいと思います。少しでも受験する方のお役に立てれば嬉しいです。 まず初めに、「受験した感想」や「全体的な要点」、「DNSサーバー」の3点について書き綴りたいと思います。
感想
「LPIC202って他のレベルより群を抜いて難しい!」って周りからも散々言われるし、ネットにもそう書かれている事が多いから相当受験するのにびびっていました。 実際受けてみると「難易度は他のレベルと大差ない」というのが率直な感想です。
ただ、暗記量が膨大でかつ似たようなディレクティブが多いので、そこはかなり労力が必要でしたね。 しかし、そこを乗り越えられたら合格点は確実に取れるなと感じました。 個人的に資格試験は合格すれば良いと思っているので、良い点数を取ることを目標にせず基本を確実にすればOK! ですから、覚えるところはきっちり覚えて、さくっと合格して、後は実務でアウトプットしていってより理解を深めていけたら良いと思います! これから受ける方はあまり気後れせず頑張ってください。
勉強方法に関しては、こちら↓ akng-engineer.hatenablog.com
全体的な要点
全体を通してのポイントは大きく4点です。
①各種設定ファイル名について
全てフルパスで答えられるようにする。※これは出題頻度が高いと思います。
②コマンドについて
意味が分かるだけでなく書けるようにする。また、似たようなコマンドとの違いは理解しておく。
オプションはちょっとややこしい。覚えにくかった。組み合わせて出題されたりも。
③ディレクティブについて
設定ファイルは異なるが似たディレクティブがいくつか存在する。
そのようなものは、ピックアップして設定ファイルとディレクティブを紐づけて覚える。
④設定ファイルの書式について
ディレクティブと設定値はイコールで結ぶのか否か、末尾にセミコロンを使うのか、括弧で設定値を括るのかなど書式にも目を通しておくこと。
DNSサーバー
まずは、DNSについてです。
これは実務でもよく使うし、LPICでも重要な項目の1つですね。
体感としてはページ数の割にはこのパートから結構出題されたと感じます。
概要は他のレベルで説明されてあるので、比較的理解しやすい項目だと思います。
では要点について解説します。
名前解決で使用する3つのコマンドの違い
これは超重要項目です。
ただ名前解決のコマンドはdig, host, nslookupだと覚えているだけではよくないです。
特に一番詳細な情報を出力する「digコマンド」は、何の情報を出力するのか知っておきましょう。
named.confの書式について
他のチャプターでもそうなんですけど、ディレクティブや設定項目を
ただ丸暗記するだけでは不十分です。
実際にどのような形式、書式で設定するのかまで目を通しておきましょう。
イコール、括弧、セミコロン使うのか、yes/no、値で指定するのかなどなど!
optionsステートメントで使うオプションは聞かれやすいと思います。
allow-query, allow-recursion, allow-transfer, recursion, forward, fowardersあたりは似たり寄ったりのものが多いので区別できるように!
(LPICは少し意地悪な聞き方をしてきますので注意!)
namedを管理・操作するコマンドについて
rndcコマンドと主なサブコマンドは確実に押さえておく。
他のチャプターにもサブコマンドを指定するコマンドがあるので、rndcコマンドで使えるサブコマンドなのかどうか、区別できるようにしておきましょう。
※rndcコマンドではstartやrestartのサブコマンドがないなど
ゾーンファイルについて
namedのゾーンファイルには、$ORIGINディレクティブ・$TTLディレクティブがありますね。
これらが何を指定するのかだけではなく、ファイルのどの位置に明記するのかまで知っておくと良いですね。
DNSのセキュリティについて
DNSサーバーは、TSIGやDNSSECを使ってセキュリティを高めています。
これらを使うときは、named.confファイルのどのステートメントに記述するのか、記述する形式は何かは覚えておいてください。
まとめ
結構自分で手を動かしていないと中々覚えにくいと思うので、コマンド打ったり設定ファイル覗いたりするとより覚えが速くなると思います。加えてあずき本とping-tは穴が開くほど読み倒して頭に叩き込みましょう。
次回は、難関のWebサーバについてです。